当社で活躍している先輩社員の声をお届けします。
※内容等は取材当時のものです。
STAFF VOICE #03
女性が働きやすい職場と
成長できる環境
現場監督
K.Mさん
■入社3年目


Q. 現在の仕事と経歴について教えてください。
- 私は入社3年目で現場監督をしています。
私は工業高校の建設科を卒業して、渡辺組に入社しました。父が内装業をしていたこともあり、もともと建設業に興味があったんです。
渡辺組に入社した理由は、高校生の時に渡辺組が施工していた県立高校の新築工事を見学する機会があったのがきっかけでした。
建築現場というと当時は少し怖そうなイメージもあったのですが、その時現場で働いていた皆さんの雰囲気がとても良く、ここで働いてみたいなと思ったんです。
その後、学校で渡辺組の求人票を探し、応募しました。
Q. 現在担当されている現場でのやりがいや難しい所は何ですか?
- 今の現場はまだ工事が始まったばかりですが、横浜の中心地から北西にある市営団地の改修工事を担当しています。
私は住宅の改修工事を担当するのが初めてで、勝手の分からない部分も多いですね。
初めてお話しさせていただく職人さんや業者さんも多いので、そういった方々とのコミュニケーションは難しいと感じるところもあります。
分からない部分は図面や施工計画を見返し、それでも理解できない部分は上司である現場所長に確認するようにしています。また、コミュニケーションを目的に職人さんに聞くこともあります。
皆さん優しく教えて下さるので、とてもありがたいですね。
今回の工事では、住宅自体の築年数もかなり古いので、躯体とよばれる骨組みを残して内装を解体し、改修や補強を行います。
どんどん内装が解体されてがれきや古い断熱材などが搬出され、綺麗になっていくのを見るのはとても楽しいです。
Q. 毎日どんなスケジュールで働かれていますか?
- 現場監督は、工事が計画通りに進むよう全体の管理を行うのが仕事です。
今の現場は8時15分から朝礼があるため、早めに現場に来てその日の準備を行います。
始まったばかりの工事なので新しい業者さんが入ってくることもあり、入ってくる業者さんには朝礼前に作業内容の説明をします。
作業が始まったら各作業場所での進捗確認を行ったり、職人さんへの工事内容の確認や指示・説明を行ったりします。
また、工程を記録しておくため写真の撮影も行います。
改修建物近くに現場事務所が設けられているので、現場での自分の作業が一段落したら事務所に戻り、写真データや安全書類の整理などの事務作業を行います。
日中は、現場と事務所を行き来して全体管理を行っていますね。
先ほども触れたように、今担当しているのは始まったばかりの現場な上に工期も1年未満と短めなので、話しの行き違いや伝達の遅れなどが起きないよう気を付けて皆さんとコミュニケーションを取っています。
夕方5時に現場での作業が終わり、日中では終わらなかった事務作業や報告関連業務を済ませたら、その日のお仕事は終わりです。
Q. 先ほど、コミュニケーションが難しいと感じることがあると仰っていましたが、伝え方などに悩んだときはどうしていますか?
- 初めてお話しする方などで、お願いしたい事や伝えたいことをどのように話したら良いかコミュニケーションで悩む時はあります。
そんな時は、上司である現場所長や先輩に相談したりしていますね。
入社したばかりの頃は、どうやったら円滑にコミュニケーションを取れるかを聞いて、話し方やその人ごとの攻略法を教えてもらったりしていました。
今の現場所長はとても優しい方で、「これで合っているのかな?」と不安に思っているようなことも、聞いたらしっかり教えてくれます。
工法や技術的な事については、分からないことは自分で調べたり職人さんに聞いたりしていますが、コミュニケーションのような抽象的な事柄を気軽に相談できる方がたくさんいらっしゃるのは、とてもありがたいですね。
Q. 渡辺組に入って良かったと思うことはありますか?
- 学生の頃は、建設業と言うと体育会系のイメージがありましたが、実際に入社してみると優しい方がとても多いです。
先ほどお話ししたように、細かな相談に乗ってくれる先輩や上司ばかりですし、渡辺組は女性社員がとても多いので女性特有の悩みなども相談しやすい環境だと思います。
現場でのお仕事は、現場が変わるごとに環境が変わります。更衣室やお手洗いなども、現場ごとに設置されるのですが、そういった環境面でも、不便なことがあればすぐに対応してもらえる会社だと思います。
また、女性ならではの体調不良などもありますが、渡辺組では女性の体調面でも配慮がしてもらえ、早退やお休みができるよう調整してもらえるんです。
最初は「そんな理由でお休みしてもいいのかな?」と遠慮していたのですが、今ではそれが大丈夫な環境だと分かり、無理なく働くことが出来ています。
子育てをしながら働かれている女性の先輩も多いので、将来のイメージもつきやすいですね。
私はアイドルグループの推し活が趣味なのですが、土日祝日しっかり休める環境なので、趣味のための時間が取れるのも嬉しいです。
有給休暇も取りにくい雰囲気は無いので、きちんと取得できます。
Q. 今後どのような仕事をしていきたいですか?また目標はありますか?
- 私は入社してから某公共施設の整備工事を長く担当しており、施設内の様々な工事を管理していました。
今の住宅改修工事へ配属され、少しずつ新しい現場にも慣れてきて、できることが少しずつ増えてきた感覚があります。
私自身、先輩や現場所長に色々なことを質問し優しく教えていただいて成長してきたので、私も色々なことを聞いてもらえるような話しやすい現場監督に、そしていずれは現場所長を任せてもらえるようになりたいと思います。
そのためにもたくさん仕事を覚え、勉強もして資格を取りたいと思っています。
Q. 最後に、渡辺組に入社を検討されている皆さんにメッセージをお願いします。
- 渡辺組は女性が働きやすい環境が整っていますし、現場もとても良い雰囲気です。不安なイメージを持たず、ぜひ飛び込んでみて下さい。
STAFF VOICE #02
「好き」が導くキャリア
現場監督
W.Kさん
■入社1年目


Q. 現在の仕事と経歴について教えてください。
- 入社1年目で、現場監督をしています。
私は大学院の建築学科を修了して1級建築士の資格を取得し、渡辺組に入社しました。
Q. 建設業界を志された理由は何ですか?
- 私は小学生くらいの頃から、街並みを見るのが好きでした。
ジオラマ模型や図面などにも興味を持ち、住んでいた集合住宅の管理センターに行って、マンションの図面を見せてもらっていたほどです。
生まれ育った横浜の街並みもとても好きで、みなとみらいの風景や渡辺組が手掛けたマリンタワーなども、自分の日常に溶け込んでいました。
みなとみらいは、桜木町の橋の方から歩いていくと海とランドマークタワーが融合して、空もとても広く、一枚の絵画のような景色を見る事が出来ます。
こういった素晴らしい街並みに囲まれて育ったことも、今のお仕事に繋がっていると思います。
Q. 現場監督はどんなことをする仕事ですか?
- 現場監督は、施工計画から始まり、工事の全体を管理する仕事です。
私は設計を専攻し、建築士の資格を取得していますが、あくまで工事は現場で行われるので、現場のことを知らなければ建物のことも理解できません。
これまで机上で学んできた工法やその他の専門知識を、現場で実際に触れることで経験として身についていく事は、とても楽しいですね。
Q. 現在どのような現場を担当されているか教えてください。
- 現在は、横浜の中心地から北西にある市営団地の改修工事を担当しています。築年数の古い建物ですので、ある程度まとまった棟を順番に、骨組みを残して全て改修を行っています。
この工事は団地の中なので、お住まいの方々や近隣の方にも配慮をしながら工事を進める必要があります。
また、今回の現場は工期が1年弱と、私が前回担当した工事よりも短いです。
タイトな工期の中でどんどん工事が進んでいく中、まだ経験の少ない私にとってはちょっとしたことを聞き逃しただけでも後れを取ってしまいそうな感覚があります。
ですので、職人さんとのやり取りや業者さんへの説明など、一つ一つの業務をきちんとできるたびに「良かった!」と、ホッとしています。
工事が少しでもスムーズに進むよう、少しでも分からないことがある際は、自分で調べた上で、上司である現場所長にきちんと聞くようにしていますね。
Q. 建設現場での仕事は女性にとって過酷そうなイメージもありますが、実際はどうですか?
- 確かに、建設業は男性社会というイメージが強いですよね。
そういう意味では、実際に働いてみると全くそんなことはありませんでした。
例えば、コミュニケーションひとつ取っても「強めの言葉で怒られたりするのかな?」というイメージがありましたが、実際は思ったよりも全然怖くなかった、というのが正直な感想です。
もちろん、危険を伴う可能性のあるお仕事ですので、緊急を要するときや、強めに注意をしなければいけない場面もありますが、それも含めて働きにくさを感じるようなことは無いですね。
現場で働いている職人さんや関係者の方たちはほとんどが年上ですので、コミュニケーションを取るのに遠慮してしまう場面もあります。そんな時は、伝えたいことをどのように話したらよいか、現場所長に相談します。
今の現場所長は、たくさん質問をしてもしっかりと丁寧に答えてくれ、コミュニケーションの取り方なども教えて下さるので、とてもありがたく思っています。
実は今日も、現場の職人さんに書いていただきたい書類があったのですが、現場でのお仕事もある中でお願いしにくい状況でした。
所長は「代わりに話そうか?」とも言ってくださったのですが、自分の成長のために自分で話してみたいと伝えたところ、どのように伝えたらスムーズか具体的にアドバイスしていただきました。
また、女性にとっての環境という面で言うと、渡辺組が施工する現場では更衣室やお手洗いが必ず女性と男性に分かれていて衛生面なども徹底されていますので、困ったり不便を感じたりしたことはないですね。
あとは、渡辺組には現職で活躍されている女性の方がとても多いので、男性にはなかなか言いにくい悩みなどは女性の上司に相談しています。
今の現場は、別の工区に渡辺組の女性所長がいらっしゃり、よくお話を聞いていただいています。
女性はキャリアを形成するにあたり、結婚や子育てなどのライフイベントも考慮をしなければいけない場面がありますが、女性上司の様子を見ていると、産休や育休、有休もしっかり取れますし、お子さんが体調を崩したときなどは、当たり前のように仕事を調整して早退ができる空気感があります。
Q. 渡辺組で、将来こんな風になりたいという展望はありますか?
- 今の現場の所長は、本当にできる方なんです。
頭の回転が速く、色んな段取りを頭の中で的確にされているのが伝わってきます。
朝礼での話の組み立てなども非常に分かりやすく、全体を理解された上で、どのように話しをしたら相手に伝わるかをきちんと考えていらっしゃるのだと思います。
私も、こんな所長になりたいと思っています。
Q. 最後に、渡辺組に入社を検討されている皆さんにメッセージをお願いします。
- 私は、「理系科目が好き」、「絵が好き」、「建物が好き」など、自分の中の小さな「好き」が繋がった結果、今の仕事に就いていると感じています。
渡辺組では、資格を取るための費用負担や試験のための休暇を取得できるなど、自己成長のための環境も整っています。
皆さんにも、少しでも建築に興味があるなら、ぜひチャレンジをしてみてほしいです。
建築は、何にもない更地の状態から建物が建っていく様を間近で見ることができる、本当にすごいお仕事です。女性や若い世代にとっても、今は非常に働きやすくなっているので、ぜひ飛び込んでみて下さい。
STAFF VOICE #01
地元の「まち」をつくる仕事
現場監督
N.Kさん
■入社4年目


Q. 現在の仕事と経歴について教えてください。
- 現在入社4年目で、現場監督をしています。
僕は、父が建設関係の仕事をしていた影響から、建設業の仕事に就きたいと考えていました。
そのため、中学卒業後は工業高校の建築科に進学し、高校卒業後に渡辺組に就職しました。
Q. 渡辺組に入社された理由は何ですか?
- 高校入学時は、木造の大工さんへの憧れがあり建築科を専攻しましたが、建設業の中でどうしてもこの業種が良いと決めていたわけではありませんでした。
そんな中、高校卒業後の進路を決める際に進路指導の先生から「現場監督をやってみないか?」と声をかけていただき、紹介してもらったのが渡辺組でした。
渡辺組に入社しようと決めたのは、渡辺組が神奈川県内のメジャーな施設の施工を数多く行っていたため、自分もそういった施設の施工に関わりたいと思ったからです。
Q. 現場監督の主な業務内容とやりがいについて教えてもらえますか?
- 現場監督は、一言で言うと工事現場の管理を行うことが役割です。
工事の進捗や人員・安全面など、工事がスムーズに進むように工事の全体を管理する必要があります。
一つの工事が始まると、その現場内もしくは現場付近に事務所を設置する所から始まります。簡易事務所として使用するコンテナを手配したり、工事の規模によっては不動産会社とやり取りをして物件を借りることもあります。
そこから、工事に必要な人工を計算して人員を手配したりといった、様々な段取りを行います。
大変だなと思うのは、納期の関係で短期間での工事が必要となった場合です。納期が短く、人員を増やさなければいけない際には、契約している協力業者とは別の協力業者に応援を依頼する必要がある時もありますし、何より人員が増えることによって僕達管理側の仕事量は多くなります。
また、現場監督は、木造・金属・左官などといった専門分野を追求する職人さんとは違い、工事全体の流れを把握する必要があります。そういった部分は、現場監督のお仕事の難しさと言えるかもしれません。
入社当初は、現場でどのような作業をしているのかを学ぶため、「今行っている作業がどのような作業なのか」「どうしてその作業が必要なのか」「使っている材料はどうしてその材料なのか」等の疑問を職人さんにぶつけていましたし、仕事の時間以外でも様々な工法を勉強したりしました。
ですが、そんな大変な面もあるからこそ、この仕事は楽しいですし、工事が無事に終わった時の達成感はとても素晴らしいものがあります。
一緒に現場に入っている関連業者さんなどとの交流もとても楽しいです。
Q. 現場監督をするのに必要な能力は何だと思いますか?
- たくさんの関係者の方と関わる必要があるので、受け答えがきちんとできること、あとはフットワークの軽さだと思います。
Q. 現在担当されている現場について教えて下さい。
- 現在は横浜市の中心部にある某劇場の改修工事を担当しています。
天井脱落対策・長寿命化対策のため、防水工事や金属工事、解体工事などを行っています。
この施設には、横浜市の有形文化財に指定されている関東地方に現存する最古の舞台があり、とても貴重な工事を経験させていただいていると思っています。そのため、とてもやりがいのある現場です。
また、今回の改修工事では宮大工さんに仕事を依頼している部分もあり、もともと木造建築に興味のあった僕としては、それも楽しいと感じる部分の一つです。
しかし、文化財が保存してある施設ということで、24時間温湿度管理が必要であり、これまでに経験した改修工事とは違った気を遣わなければいけない部分があります。
Q. 今の現場での一日の流れを教えてください。
- 今の現場は朝礼と工事の開始が朝の8時になっていますが、僕は2時間前には現場に入ります。
いままでの現場では1時間ほど前に入っていたのですが、今の現場では先ほども触れたように温湿度管理が必要なので、さらに1時間早く来て温湿度の状態を確認しています。
確認後の時間は、その日の作業内容を現場の職人さんたちに説明・指示するための資料作りなどに使っています。
朝礼後は、現場管理が中心になります。職人さんが作業をしている場所での指示、管理のための写真撮影、危険予知活動の報告書などの労務安全書類のまとめなど、作業は多岐にわたります。
現場での作業が夕方5時くらいに終わるので、現場の確認後に図面のチェックなどを行っています。
Q. 渡辺組に入社して良かったと思うことはありますか?
- 渡辺組は横浜市内の建築工事を中心に請け負っているので、転勤や出張がありません。今の現場は、駅からも近いので電車で通勤しています。
また、職場の雰囲気もアットホームで良いと思います。
年齢層としては50代の方が多く、30代・40代の中間の世代の方があまりいません。
先輩たちは体育会系な部分もありますが、20代が少ないという事もあり、その分「大切に育てていただいているな」と感じます。
現場監督は、各現場での所長が直属の上司になりますが、皆さんとても尊敬できる方たちです。
現在担当している現場の所長は、すごく頭の回転が速い人で、とても勉強になっています。
あとは、やはり横浜市近辺のメジャーな施設の施工が多いので、「この施設は自分が担当した!」と胸を張って言えるのはとても嬉しいです。
Q. 最後に、今後の目標について教えて下さい。
- やはり、現場の最高責任者である現場所長を任せてもらえるようになりたいですね。
現場所長を任せてもらうためには、1級建築施工管理技士の資格が必要になります。
当面の目標としては受験資格を得るための実務経験を積むこと、1級建築施工管理技士の検定に合格することになります。
注意
現場所長(現場代理人)に法的資格要求はありませんが、一定の規模の工事現場には主任技術者や監理技術者の配置が義務付けられています。
通常の工事現場では現場所長(現場代理人)と主任技術者または監理技術者の兼務が認められています。
この主任技術者または監理技術者には法的資格要求があるため検定に合格する必要があります。